一部のカードローン事業者はホームページにお試し診断を用意しています。

申し込みを行う前に自分の簡単なデータでカードローンができるかどうかを試しに診断してもらうというシステム。このあるとちょっと助かるお試し診断、正確性はどの程度でしょうか。

カードローンのお試し診断の正確性と本審査までの流れについて解説します。

お試し診断の正確性は低い

お試し診断は年齢、年収、借入先件数、借入額だけで審査が合格する可能性があるか否かの診断を行ってくれます。

このお試し診断、年齢制限で引っかかるか、総量規制を超える多重債務の状態にある人以外は、どこの業者も審査を通過する様に低いハードルで設定されています。

消費者金融の年齢制限は成人から69歳までとなっているところがほとんどです。まずはこのラインをクリアしなければなりません。

よく誤解されるのが、学生でも働いていればカードローンの利用が可能というギリギリのラインです。アルバイトをしていれば学生の方でも借入れはできますが、未成年では利用は出来ません。

同様に、正社員であっても未成年では借入れはできません。本審査の前に行える診断ではまずはこの事がはっきりします。

また、70歳以上の方も借り入れなど利用は出来ません。そしてもちろん働いていて収入があることが借り入れの条件です。

働いていて毎月の収入が安定している方で、20歳以上69歳までの方が利用可能となります。

本審査までの流れ

カードローン審査はまず申し込みを行って、仮審査の次に本審査といった流れを取ります。

仮審査は収入状況、借入状況など入力した内容を点数化して合否を決める審査です。

仮審査に合格をして必要書類を提出すると、いよいよ最後の関門本審査へと移ります。

本審査は仮審査で入力した内容に嘘は無いか、職場にキチンと在籍しているか、信用情報機関に悪い情報は無いかを人の手でチェックしていきます。

お試し診断で融資可能かもと言われても、仮審査での点数不足や本審査でのチェックに引っかかる事はよくあります。

お試し診断は申込みや審査に対する不安を取り去る程度で、あまり意味は無いとも言えるので行わなくても大丈夫ですし、ちょっとした診断で、審査とは全く別物です。

お試し診断に通過しても、本審査で落とされる事は良くあります。

本審査に通過するまで安心せずに、気を引き締めて審査にのぞむようにして下さい。

借り入れ診断の目的

では、借り入れ診断を行う目的は何でしょうか?

借り入れ診断で行える事、そして借り入れ診断からわかる事は、金融業者における基本的な審査基準です。

消費者金融の利用条件として「年齢制限」や「総量規制」などがこの時点で判断できるようになっています。

金融業者で行われる審査はそれぞれ個人の持つ情報によって結果が変わってきますが、誰もが当て嵌まる審査条件として、この「年齢制限」と「総量規制」が関係してきます。

どんな職業であろうとも、年収がいくらでも、年齢が20歳以下で70歳以上の方は利用は出来ません。

また、どんな大手の企業に在籍していても、総量規制である年収の3分の1を超える金額をすでに借りているのであれば、新規の借り入れは出来ません。

このように、最低条件をクリアした後に、それぞれの個人情報・勤務先情報・信用情報を基に審査を起こっていきます。

まとめ

はじめて消費者金融に申し込む際に、多くの方は審査に対して不安を抱いています。

簡易診断を行う事で、少しでも審査に対する不安を払拭できますし、診断結果の流れのまま、本審査に導くようにアナウンスが来ます。

簡単な診断ですが、一次審査に通ったような流れによって、できるだけ心配事が軽減した状態で申込みが出来るのは助かりますね。