カードローンの審査はスピーディーになり、中には最短30分という消費者金融もあります。

なぜスピーディーになったのか、それには二つの要因があります。インターネットの利用と自動審査です。

では自動審査について紹介します。人の手で行うより自動的に行うほうが早く審査結果が出るのが自動審査です。

この自動審査はどんな仕組みになっているのか、これから紹介しますので参考にしてみて下さい。

スコアリングシステムを導入している

カードローンの自動審査ではスコアリングシステムを導入しています。

カードローン会社の申し込みページにはお客様情報や自宅情報、勤務先情報など様々な属性の入力欄があります。

年齢や職業、雇用形態、勤続年数、居住形態、居住年数、家族構成、保険の種類など様々な属性に対し、コンピューターが自動的にスコアリング化するというシステムです。

スコアリングの合計点数によって審査に合格させるか、落とすか審査の基準となっています。

以前は対面与信が行われており、担当者と直接会って審査する方法だったため、話し方や見た目も判断材料となりました。

しかしインターネットで申し込みしているため、話し方や見た目は関係ありません。

過去の膨大な顧客データをもとに審査基準を決定しており、対面与信を行わないコンピューターによる自動審査でも精度は高いです。

この審査基準は非公開となっており、社内でも少ない人数しか知らないと言われています。

自動化できない部分は担当者

自動審査が終了した後に行われるのが本審査です。

本審査では勤務先への在籍確認の電話連絡、必要書類の確認など自動化できない部分を担当者が行う仕組みになっています。

しかし自動化できる部分が多いため、審査結果が早く出るようになりました。

ただし申し込み者が多く混雑していると審査結果が出るまで時間がかかることがあります。

スコアリング審査である程度の基準に達していれば、あとは担当者の裁量によるところもあります。

在籍確認の審査で判断してもらう事もあります。ですので、スコアリング審査以外の要因で審査に落ちてしまうかどうかは決まってきます。

自動審査で落ちてしまった場合はそこで審査終了です。再度申し込みをする際は最低でも三か月は待ってから申し込みしましょう。他の消費者金融への申し込みも同様に三か月は待った方が安心です。

たとえ申し込みしただけでも審査に落ちて何か所も借り入れ申し込みをしていると「申し込みブラック」という判定を下されてしまうからです。この三か月間は信用情報機関にも掲載されるので、他社ならバレないだろうと思うのは間違いです。簡単にバレてしまうので気を付けましょう。