カードローンの返済方式は最近では残高スライド方式が主流で、昔ながらの元利均等返済方式を採用している所は少なくなっています。

実はカードローンの返済方式で利息額は大きく変わり、カードローンの返済方式には利息額を大きくする仕組みとからくりが存在します。

借り入れを考えている時は、返済の事を細かく考えている方はあまりいないかもしれませんが、利息に注意しないと大きく損をする事もあるようです。

カードローンの返済方式に隠された利息額の仕組みとからくりについて解説します。

残高スライド方式とは

殆どの会社が採用している残高スライド方式の正式名称は元利均等返済残高スライドリボリビング払い方式と言われ、悪名高いリボ払い方式の仲間です。

リボ払い方式は自身で月々の返済額を設定できるようになっていますが、残高スライド方式はより巧妙なからくりが分かり辛くなって、借入残高に足して返済する額が少なくなっていきます。

お金に余裕があるときに繰り上げ返済をしてくれればいいといった建前でこのような方式になっていますが、逆にいうと繰り上げ返済を行わなければ返済期間は長期化し、支払金利が多くなってしまうといったからくりを設定しています。

残高スライド方式で放置していると、完済まで30年以上かかる事も?!

残高スライド方式の最低返済額はカードローン事業者が自由に設定するため、支払金利分に毛が生えた程度しか設定しない業者が存在しています。

返済シミュレーションを行うと完済まで30年以上かかるような設定にしていることもあり、元利均等返済方式で借りた場合の何倍もの金利を払うようなケースも発生しかねません。

返済期間が長期化すれば、企業が潤うのでカードローン会社は返済期間が長期化するからくりの入った返済方式を採用するようになっています。

返済方式は選べませんので、このようなからくりの被害にあわないためにもカードローンを利用する時は必ず繰り上げ返済をするようにしましょう。

すべての金融業者がこの悪しきシステムを採用している訳ではありませんが、予め知っておいて注意する事も大事です。

カードローンの返済方式には返済期間を長期化するからくりが一杯です。

キチンと理解して、短期間での完済をする様に心がけてください。利息だけでかなりの額を支払っていくのはとても損な話でです。