大手の消費者金融が安心な理由

俗に「闇金」といわれる企業は、正確には貸金業法などの関連法令を守らない違法な貸し付けを行う金融機関ということになります。

ですから一番簡単な見分け方は貸金業法における登録の有無を確認することです。

貸金業法では貸金業者に対して財務局長又は都道府県知事の登録を受けることを義務づけています。

こういった登録番号はホームページやチラシなどに必ず記載されているので、この登録番号がない企業は闇金と判断して問題ありません。

また闇金側も工夫をしており、酷いところになると、実際に存在する企業名と登録番号を勝手になのったりありもしない番号を記載する会社もあります。

そういった場合、次に確認するのは連絡先です。貸金業法では携帯電話を連絡先とすることを認めていないので、連絡先が携帯電話になっている場合は闇金であるといえます。

また実際の契約の場面で20%以上の金利で契約を結ぶのも違法行為なので闇金です。

今では貸金業法に違反している行為でさえも、闇での営業なので当たり前のように法外な金利でお金を貸しています。

基本的には貸金業の登録を受けている企業かどうかを確認し、連絡先や住所がしっかりとしたものかも確認しておけば問題がありません。

ただこういったことを確認するのは何かと面倒なのが実情であり、そういった危険性がほとんどなく信頼できる大手消費者金融が安心な理由がそこにあります。

銀行はもちろんのこと、大手の消費者金融などで審査に通らず、利用することができなくなった方達の受け皿になっている事は事実です。

クレジットカードの現金化も危険

・クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があります。キャッシング枠を使い果たして、お金を借りることができなくなった人が次に利用するのが「クレジットカードの現金化」になります。

クレジットカードのショッピング枠を利用して、ある商品を買わせて、それを業者が買い取るというかたちで現金を渡すという流れになります。

その後、ショッピングのローンを返済していかなくてはならないのですが、現金化の際に多額の手数料が発生しますので、利用者は損をしてしまいますが、どういう形であれ、とにかく現金が必要という切羽詰まった状態だと、利用してしまうのでしょう。

ただし、9年前にあるクレジットカード現金化業者が資金業法及び出資法違反ではじめて摘発されてから今でもずっと摘発案件なので、利用してはいけないキャッシング方法なのは間違いないです。

カードの現金化を行うような企業では古物商の登録をそれらしく書いて認可をうけているようなふりをしている企業がありますが、古物商の登録はまったく違うので間違えないようにしましょう。

ですので、正式な金融業者ではクレジットカードのキャッシング枠を現金に変えてるようなことはありません。

まとめ

やはり利用しないことが一番の防止策になります。お金を借りてから、あとから騙されたとわかったとしても、最初から危ない橋は渡らないことが大事なのです。

そうならないためにも返済の遅れ等の金融トラブルにまで発展しないように確実に計画的に返済していきましょう。